どうもつっかです。
思った以上に反響が大きいので 文章にもしました。
GW中かれこれ 150曲くらい乃木坂楽曲 ききまくりました。
なぜか「乃木坂46の付加価値とは」 これが知りたかったからです。
平成の時代はアイドルに「付加価値」をつける時代である。
単にかわいくて、キラキラしているアイドルは当たり前でそこ以外の付加価値を求めました。
その結果「会いに行けるアイドル」という付加価値で「AKB48」が生まれ
「特定の地域」という付加価値でご当地アイドルが生まれました。
その点で行くと事実上平成最後のアイドルの覇者である「乃木坂46」の付加価値は何なのか デビュー当時は「AKB公式ライバル」だったはずなんですが そんなものは過去のもの それでは何なのか それを知りたくて とりあえず楽曲全部聞くか と
そこでなんか一つ気が付いたことがあるんですが。
「乃木坂と普通のアイドルで歌っているシチュエーションが違う」
普通 アイドル楽曲は「夢を追いかける」とか「好きだっていう気持ちを伝えたい」ってことを歌うことがたいていなんすね。
「夢は夢で終われない」から「お願い!シンデレラ」
「あの子にちゃんと告りたいけど自信がない」から「フォーチュンクッキーで占う」
「好きなのかもしれない」と「言い訳Maybe」するわけなんですね。
ただ 乃木坂の楽曲は
「透明人間と呼ばれていた僕にちゃんと気づいてくれた君のこと」を希望と呼んだり
「孤独よりも居心地がいい」つまり 歌の主人公は「孤独」なころがあったり
「永遠ではないからこそ一瞬一瞬生きてる意味」だから「命は美しい」だとか
学校でたとえるならAKBとかアイドル楽曲はがっつりとした青春
それに対して乃木坂は「孤独」だとか「なんのために生きるのか」など自己承認欲求的なところをうたってる。
さらに夢を追いかけてたのに「いつの間にか走らなくなった」「どこに行ったんだあの夢」ってわけなんですよ
乃木坂楽曲は青春のドストライクゾーンを明確に外してきてる(ことが多い)。んですね
学校内のカースト制度で言うなら「ドセンターな青春」をうたうアイドルはカースト上位 乃木坂は(ドセンターな青春に比べて)下位が経験することが多いのかなと
もっと言うなら 乃木坂の方が「リアル」だと思うんですね。人生はキラキラしたステージだけじゃない だからこそ承認欲求的なところとか 青春で敗れたこと 「夢を一つ叶えるために大事な人と別れた」そういうリアルを描いているからこそ ぐっとくることがあるのだろうと。
「アイドルであるがゆえに リアルな人生をうたう」それが乃木坂46のひとつの付加価値
リアルだからこその「透明な色」「空気の色」 一見付加価値がないように見えるのかもしれません。
(何を申そうこれを書き分けてる秋元康先生がいちばんすごいのですが)
その他 実際の放送では 乃木坂46の新曲「Sing Out!」のPVについてなど いろいろ話してます。つっかが語った乃木坂の魅力。実際の放送音源をもとに再構成した「ツカラジッ!延長中」でぜひお聞きください!
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