[ツカラジッ!自社まとめ]「ちょうし(銚子・調子)のってる(乗ってる・ノってる)」じゃねーよ!」銚子電気鉄道に乗ってきた

企画化検討中ロケハンまとめ

ツカラジッ!事前ロケハン 18きっぷ消化をかねて 千葉県銚子市へ行ってきました。

チーバ君で言えばだいたいお耳のあたり

千葉駅まで総武快速線でやってきたわたしたちは成田経由で銚子駅へ

(※千葉のJRは経由ルートで若干めんどくさいのは内緒)

掛け声は「絶対にあきらめない」。しかし乗客は諦める。銚子駅

はじめにJRとの接続駅 銚子駅へ

銚子電鉄 実はスイカ・パスモなどのICカードが全く使えない路線。

どっかのサマーな人がみたら「速やかに業者をいれかえろ!それとも利権か?」とか「ダサすぎる」とかいいそうな気がしますが。まぁICカードは導入コストかかるし仕方がないよね。会社は線路維持のために絶対に諦めない。そのためにもといったところなのか乗客には諦めてもらおうといったところです。

 なので一応JR側には「乗り換え口」という表記がありますが実際には改札なんぞなく、スイカの簡易改札がホーム上にたってるような形。Gateはきっと概念なのです。あくまで。

 ならどうやって運賃回収してるのですか?と 基本的にはワンマン列車なので 運賃箱で精算ですが、銚子駅ではちょっとちがってました。

※実際には車掌さんでした。

そう 手売りのきっぷです。銚子駅到着後 電車に乗るのとほぼ同時に「どこまでのりますか?」とのきっぷの手売り。この車掌は次の中ノ町駅まで添乗し、車内できっぷを売り捌きます。乗る場合は1日乗車券「弧廻手形」がおすすめです。

車庫見せてあげるけど入場券買ってちょんまげ 中ノ町駅

 続いて中ノ町駅 銚子電鉄の本社と車庫のあるこの駅。最近銚子電鉄のYoutubeにでてきてたのはここです。

【公式】銚子電鉄「激辛チャンネル」#2 本社公開〜破産寸前会社の実態〜

そんな仲ノ町駅 なんと車庫併設。しかも車庫も見れるとのこと。

なお乗車券での入場ではなくしっかりと「入場券を買った上での見学」とのこと

銚子電鉄。他の駅には写真が展示してあるギャラリーなど一種の「エキナカ」のような付属施設がありますが、ちゃんと入場券買ってね。確かにその通り ごもっともですし、追加百数十円で工場が見れる。間近に電車が見れる!設備が見れる。オプションと考えたら非常に優秀だと思います。

 というのも銚子電鉄。仮に通常運賃で乗り通したとしても片道350円。往復でも700円。列車輸送だけでは一人当たりの客単価はそこまで大きくないのです。

運賃だけで稼ぐのは頭打ち。そのため「往復すると元が取れる」値段の1日乗車券を販売し乗客を行き来させ、各駅で降りてもらい、車庫見学やぬれ煎餅といった収益性の高い「オプション」で客単価と収益を上げていくという戦略。「ぬれ煎餅で鉄路を守ってる」などと言われながらも実は結構鉄道会社としては「人を動かして駅ビルや周辺施設などで消費してもらって客単価を上げていく」王道の戦略なのです。違いはそのオプションがぬれ煎餅なのか渋谷ヒカリエなのかの違いだけなのです。

そしてこの「オプション」ひとつも鉄路を守るための重要な資源なのです。

なおこの工場見学 おすすめは「見学記念」のフォトスポット

自虐ネタの多い銚子電鉄ですがこの体の張り方は・・・すごい。(語彙力)

壊れる運賃表・壊れたシャッター・まさかの撮影 奇跡的に続くハプニング

 さてここからは完全に「偶然」なのですが。今回の旅、ハプニングが続きました。

1:運賃表が壊れて見えた「マウスでチュー」

 銚子電鉄 架線の切替セクションを通過する際に一旦車内電源が非常灯に切り替わるのですがその際にトラブル。

架線からの電気が復活した時に 表示板が復活しないのです。

 どうやらこれ たまーにあるものらしく、すぐ次の駅で復活しました。

2:犬吠駅の売店で「シャッターが壊れてる」

 犬吠駅の売店でいざぬれ煎餅を買おうと思ったら。。。あれ?

シャッターが壊れてました。

なおこの後エンジニアのみなさまの力でなんとか復旧。

そういえば売店のおばちゃんもバーコードリーダー治らないってたたいてたような・・・

3:まさかの撮影!?外川駅

外川駅でどこかがロケしてました。

「臨時列車入ってきて撮影するので待合室からでないように」との要請で黙ってみてましたが・・・

え! え! えー!!!

「詳細がまだ公開されてない」ようなのであえて表にださないですが・誰が撮ってたのか 俺が飲んでたファンタを落としたとだけ伝えておきます。

とにかく売る。商品開発力がすごい。

さて、銚子電鉄にとって利益をあげるために必須なオプション。売れるものはすべて売ると言われる鉄道なだけあって、商品開発力は凄まじいと思いました。

使い終わった切符から保線に使う犬釘、さらに「貴重」になるだろう特定の日(例:平成最後の日。令和最初の日など)のきっぷまで・・・

もはやここまでくると「次は何を売るのか」なんか楽しみに思ってくる感じがしました。

絶対に鉄路を残す。思いと行動が人一倍に強いローカル線

 銚子電鉄。ぬれ煎餅で復活した奇跡の鉄道会社など言われますが、基本的には「絶対に鉄路を残す」その気持ちが非常に強いと感じました。

 僕自身多くのローカル民鉄に乗りましたし、なんなら出身地青森県十和田市で十和田観光電鉄の廃線を経験してます。ここまで「絶対に残したい」と鉄道会社の思いとその行動が強い鉄道会社は初めてかもしれません。

 「売れるものは全て売る。なんとかして鉄路を残したい」その思いと努力の先にある。銚子電鉄ワールド。一度体験したらまた来たい。また来れるようであって欲しい。そんな思いでいっぱいで銚子の駅へ戻りました。

なお沿線は犬吠岬など観光地もいっぱいです。

県知事はウェルカムトゥ千葉らしいです。是非一度「密にならない方法で」早いうちに乗ってみてはいかがでしょうか?

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